第151回埋蔵文化財セミナー
埋蔵文化財セミナーは、京都府内で行われた発掘調査の成果を中心に、遺跡や埋蔵文化財に関する最新の情報や研究成果をわかりやすく紹介し、府民の皆様に文化財に対する理解をいっそう深めていただくことを目的として開催しています。
今回のセミナーでは、令和2年度に発掘調査を実施しました井手町栢ノ木遺跡で発見された、古代寺院井手寺の塔跡に焦点を当てます。井手寺は奈良時代に恭仁京遷都に尽力した左大臣橘諸兄創建と伝える古代寺院です。寺域の東側から五重塔を連想させる大規模な石積みの基壇跡が見つかりました。井手寺が建立された時代には、平城京には官寺の「大安寺」がありますが、その発掘調査成果は、井手寺跡との共通点が認められます。この二大寺院の発掘調査成果をもとに、古代寺院研究の第一人者である上原眞人氏を迎えて、奈良時代から続く平安時代はじめの古代寺院の様相とそこから導かれる当時の社会情勢の解明に取り組みます。
日 時
令和5年2月25日(土)
午後0時50分から午後4時40分まで(開場午後0時20分)
会 場
京都市呉竹文化センター ホール
〒612-8085 京都市伏見区京町南七丁目35番地の1定員250名程度 【聴講は無料ですが、お申し込みが必要です】
内 容
報告1 | 「橘諸兄建立の大寺院 井手寺塔跡の発掘調査」 | ||
(公財)京都府埋蔵文化財調査研究センター 主任 | 福山博章 | ||
報告2 | 「平城京の大寺院 大安寺の発掘調査」 | ||
奈良市教育委員会文化財課埋蔵文化財調査センター 活用係長 | 原田憲二郎氏 | ||
講 演 | 「橘諸兄と井手寺」 | ||
京都大学名誉教授 | 上原眞人氏 | ||
座談会 | 「井手寺塔建立の背景を考える」 |
ちらし
ちらしPDF | ||||
申し込み方法
「セミナー参加希望」とお書きいただき、住所・氏名・電話番号を記入して、「往復はがき」または「メール」で下記「申し込み先」までお送りください。
※メールでの申込みの際に、自動送信の受付完了メールが届かない場合
※定員250名。先着順。
申し込み締切 2月20日(月)必着
semina@kyotofu-maibun.or.jpからのメールを受信できるように
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申し込み・問い合わせ先
〒617-0002 京都府向日市寺戸町南垣内40-3
公益財団法人 京都府埋蔵文化財調査研究センター 調査課企画調整係
☎ 075-933-3877(代表)
✉ semina@kyotofu-maibun.or.jp
※会場内ではマスク着用・手指消毒をお願いします。
※なお、緊急事態宣言等の発出により開催を中止する場合があります。 申込者の方には、中止 等が決まった際には、すみやかに電話等でご連絡差し上げます。
アクセス図
アクセス
・京阪本線「丹波橋駅」西口前
・近鉄京都線「近鉄丹波橋駅」西口前徒歩約5分
・駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
主催:京都府教育委員会
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター