金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.005
名 称
家形埴輪(いえがたはにわ) 府指定文化財
時 代
古墳時代前期
出土遺跡
土辺(つつべ)古墳
所在地
京都府大山崎町円明寺
コメント
 名神高速道路拡幅工事に伴う下植野南(しもうえのみなみ)遺跡の発掘調査で見つかった土辺古墳から出土した高さ約1mの大型の家形埴輪で、屋根や建物の各部に立体的な文様が精巧に表現されています。もとは全面が赤く彩色され、軒先に下がる垂幕や軒を支える方杖(ほうづえ)などは、この埴輪の復原作業で初めて構造が明らかになりました。高床か二階建ての祭殿を模したものと思われ、古墳時代前期の家形埴輪の全容を知る貴重な資料として、平成16年度に京都府指定文化財(考古資料)となっています。
備 考

『下植野南遺跡2 京都府遺跡調査報告書』第35冊 2004)収録 
(この家形埴輪は、現在、府立山城郷土資料館で常設展示されています。)