金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.010
名 称

金銅装環頭大刀

時 代
古墳時代後期
出土遺跡
高山12号墳
所在地
京都府京丹後市丹後町徳光小字高山
コメント
 大刀の柄頭の金具で、銅板の上に金メッキが施されています。内部には二匹の龍が向かい合って玉をくわえている図案が施されています。この龍の図案は別作りで、ほぞによって周囲の金具と結合されています。龍の形状はかなりデフォルメされており、双龍環頭の中では最も新しいタイプで、7世紀前半頃のものと考えられています。高山12号墳からはほぼ同形の双龍環頭が2点出土していますが、京都府内では、京丹後市久美浜町湯舟坂2号墳、福知山市夜久野町今西中から1例ずつ出土しています。この大刀飾りが、当埋文センターのロゴマークの基となりました。
タテ8.7cm、ヨコ10.4cm。
備 考
『京都府遺跡調査概報』第29冊