金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.012
名 称
人面付き土器  府指定文化財
時 代
弥生時代前期
出土遺跡
温江遺跡
所在地
京都府与謝郡与謝野町加悦
コメント
 この人面付き土器は、弥生時代前期の環濠から、多量の土器に混じって出土しました。立体的・写実的に、人の顔を表現しているのが特徴です。頭にはまげ状の突起があり、両耳には小さな穴が開けられています。後頭部には櫛?状の隆起があります。首より下は割れて無くなっていますので、どういった形で土器を飾っていたのかはよくわかりませんが、蓋の取っ手や壺の首に取り付いていたものと推定されます。いずれにしても特殊な何かを入れた容器を飾っていたものでしょう。
顔の長さ9.15cm。
備 考
『京都府埋蔵文化財情報』第108冊、府指定文化財