金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.016
名 称
緑釉唾壺(りょくゆうだこ) 暫定登録文化財
時 代
長岡京期
出土遺跡
長岡宮第164次
所在地
向日市寺戸町西ノ段ほか
コメント
 大きく皿状に広がる口縁が丸い体部に付く、特殊な形状をしています。この形状の容器は、中国で唾壺と呼称されているもので、唾や痰を吐き溜めたものです。しかし、日本では奈良時代から平安時代にかけて、部屋を飾る調度品として用いられたようです。正倉院にはガラス製唾壺が保管されており、京都御所清涼殿には銀製の唾壺が飾られています。
備 考
『京都府遺跡調査概報』第20冊・情報108