金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.020
名 称
玉作り関係遺物(たまつくりかんけいいぶつ) 暫定登録文化財
時 代
弥生時代中期
出土遺跡
市田斉当坊遺跡(いちださいとうぼういせき)
所在地
京都府久世郡久御山町市田小字斉当坊ほか
コメント
 市田斉当坊遺跡は、京都盆地のほぼ中央、明治時代に埋め立てられた巨椋池の南畔に位置しています。ここでは多量の玉作関係の遺物が出土しました。写真右端は、玉を作り出すための原材料となる原石です。写真左端の2点は、原石の大きさを揃えるために擦り切るように用いた、薄くて堅い石材からできた石鋸です。写真中央奥は、管玉や勾玉の表面を丸く仕上げるための砥石で、筋状の窪みが幾筋もついています。長方形に成形しただけのもの、円柱近くまで磨かれたもの、穴が開けられていないものなど、製作途上の未製品もたくさん出土しました(写真手前4点)。
備 考
『京都府遺跡調査報告書』第36冊