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名 称 |
ころく金具 |
時 代 |
古墳時代後期 |
出土遺跡 |
女谷・荒坂横穴群 |
所在地 |
京都府八幡市内里女谷・美濃山荒坂 |
コメント |
矢を入れる容器にはころくと靱がありますが、ころくは矢羽根を上にして、矢の一部だけを収納するのに対して、靱は鏃を上に向けて、矢の大部分を収納するものです。ころく金具は、有機質でできた袋状の本体を飾ったものと考えられています。金具は帯状を呈しており、金銅装のものと鉄製のものがあります。金銅装のものは、鉄板の上に金メッキをした銅板を貼り合わせ、タガネで小さな窪みを連続して施文することで、直線や波状の線を表現しています。鋲は鉄製の生地に、銀板を巻いていたようです。 |
備 考 |
『京都府遺跡調査報告書』第34冊 |
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