金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.024
名 称
黒漆塗り腰刀(くろうるしぬりこしがたな) 暫定登録文化財
時 代
平安時代
出土遺跡
佐山遺跡
所在地
京都府久世郡久御山町佐山新開地
コメント
 この腰刀は、黒漆で仕上げた鞘・柄がきれいに残っています。鞘・柄は木質で、糸を規則的に巻いた後に漆で塗り固めています。鞘口部分は幅約1cmにわたって一回り小さく削られており、漆も塗られていませんので、鯉口という金具が装着されていたようです。栗形には穴の開いた板状のものが付いています。ここに下緒という紐を通しました。反対側には、笄(こうがい)を入れる小さなスペースが設けられています。全長39.0cm。
備 考
『京都府遺跡調査報告書』第33冊