中国では、白地に青色の絵文様のある陶磁器を青花と呼称します。白色の素地に青色に発色する絵具で絵を描き、透明の釉薬をかけて焼成します。この青花大皿は、中国の福建省漳州窯でつくられ、江戸時代前期にやや安価な輸入磁器として好まれました。見込みに飛鶴が描かれています。漳州窯の青花大皿は1640年代以降輸入が途絶えたと考えられており、大皿の需要は肥前の磁器にとってかわられていきます。