金箔瓦
遺跡ギャラリー

No.003 下植野南遺跡

 

竪穴式住居跡(古墳時代)の調査
方形周溝墓(弥生時代)の調査
 
名 称

下植野南遺跡(しもうえのみなみいせき)

時 代
弥生~古墳時代
調査年
1990~1994
所在地
京都府乙訓郡大山崎町
コメント
 名神高速道路の拡幅工事と大山崎ジャンクションの建設に先立ち、広範囲に調査を実施しました。その結果、古墳時代の集落と弥生時代の墓地が見つかりました。古墳時代の集落は中・後期のもので、竪穴式住居跡が60基あまり、掘立柱建物跡が40基以上が検出されています。未調査部分を考慮すると、100基以上の竪穴式住居があるものと思われます。近年の調査では、北側の松田遺跡でも同時期の竪穴式住居跡が確認されていますので、関連が注目されます。
 古墳時代の集落の下層には、弥生時代中期の方形周溝墓が80基以上検出されました。府内でも最多の方形周溝墓で構成された墓地ですが、今のところ、同じ時期の居住施設は見つかっていません。
備 考
『京都府遺跡調査報告書』第25冊 1999、第35冊 2004