平成20年度 発掘調査情報
   
遺跡名 温江遺跡
所在地 与謝野町加悦
調査期間

2008/11/25~02/13

調査面積 334㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 中世:溝・柱穴・土坑
主な遺物 弥生:弥生土器
   
 
 
温江遺跡は、丹後地域でも有数の古墳群、蛭子山古墳や作山古墳が造られた丘陵上に位置しています(調査地から北東方向を望む;中央部の赤・黄の屋根の上に蛭子山古墳・作山古墳)。
 
この調査では、弥生時代前期の大溝二条(幅約2m、深さ約1.2m)が約100m隔たって、平行に掘られているのが見つかりました。
 
大溝と大溝の間には同時期のピットや土坑がありますので、環濠集落が分布しているものと思われます。西側の大溝からは、多くの土器の破片に混じって、人面付き土器が出土しました。
 
また、この前期の集落に重なって、弥生時代後期~古墳時代前期の集落が分布していることもわかりました(写真は竪穴式住居跡の壁溝)。