平成20年度 発掘調査情報
   
遺跡名 戸田遺跡
所在地 福知山市戸田地先
調査期間

2008/04/23~10/22

調査面積 2,300㎡
調査原因 河川改修
主な遺構 中世:掘立柱建物跡・溝・土坑・ピット
主な遺物 中世:瓦器・土師器・陶磁器
近世:陶磁器
   
 
 
戸田遺跡は由良川左岸の自然堤防上に立地する遺跡です。由良川左岸の自然堤防上には、観音寺遺跡・興遺跡・土遺跡など、弥生~中世にいたる集落跡が多数分布しています(上方が由良川)。
 
今回の調査では、12~13世紀の集落跡が見つかりました。検出した遺構には、柱跡や溝、土坑があります。また、用水関連と思われる石組みの池状遺構も見つかりました。
 
検出した溝の中には、集落内を区画する溝と考えられるものも見つかりました。
 
京都の松尾大社文書に、鎌倉から室町時代にかけて雀部庄の「富田」、「とた」とあるのが、この戸田集落と考えられ、同時期の遺構や遺物を確認しました。