平成20年度 発掘調査情報 |
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遺跡名 | 長岡京跡右京第943次・伊賀寺遺跡 |
所在地 | 長岡京市下海印寺下内田 |
調査期間 | 2008/05/07~07/30 |
調査面積 | 1,800㎡ |
調査原因 | 道路建設 |
主な遺構 | 縄文:火葬墓・土坑墓・竪穴式住居跡 古墳:竪穴式住居跡 |
主な遺物 | 縄文:人骨・縄文土器 古墳:土師器・須恵器 |
調査は、伊賀寺、樽井、調子、円明寺の4地区で実施しました。このうち、伊賀寺地区では、竪居跡1基、後期の竪穴式住居跡3基以上、土坑墓17基、火葬墓2基、弥生時代末~古墳時代初頭の竪穴式住居跡2基、土坑、古墳時代後期の溝、ピットを検出しました。 |
縄文時代の火葬墓SK26は、人骨は1体分しか確認できませんでしたが、骨や焼土・炭化物の分布から5人以上が葬られているものと推定されます。 |
縄文時代の火葬墓SK03では、骨の鑑定から、10人以上が葬られていることがわかりました。 |
これらの火葬墓は、骨の状態から、死亡直後に火葬された人骨であることが判明しました。縄文期の火葬については、一旦土葬をした後に古くなった骨を焼いたと考えられていましたが、その認識を改めるべき事例となります。 |