平成20年度 発掘調査情報 |
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遺跡名 | 長岡京跡右京第956次・下海印寺遺跡・奥海印寺遺跡 |
所在地 | 長岡京市下海印寺西条他・奥海印寺駿河田他 |
調査期間 | 2008/11/19~ 2009/02/26 |
調査面積 | 740㎡ |
調査原因 | 道路建設 |
主な遺構 | 古墳:竪穴式住居跡 古代:掘立柱建物跡 |
主な遺物 | 古墳:土師器 古代:須恵器・巡方 |
京都第2外環状道路の建設に伴い、約1kmの間に、5地区で調査を実施し、各地区における遺構の広がりを調査しました。西条地区以外の高山地区、荒堀地区、駿河田地区、尾流・方丸地区では顕著な遺構を確認できませんでした。 |
西条地区は、右京第937次調査と道路を隔てた北西側にあたり、弥生~古墳時代の集落が位置しているものと想定される場所にあたります(北西から;青いシートの横がトレンチ。舗装道路を挟んで上が右京第937次調査地)。 |
これらの遺構は、出土遺物の年代観より、弥生時代末~古墳時代初頭、古墳時代中期~後期、鎌倉時代のものがあるようです。 |
6か所にトレンチを設けて調査を行いました。各トレンチで柱穴や土坑を検出しました(写真は5トレンチ:南東から)。 |
5トレンチでは、幅約4m、高さ約0.7mの土塁状の高まりと、その東側で幅5m、深さ2mの堀が検出されました。4・5トレンチでも土塁状の高まりが認められ、堀状の遺構を検出しましたので、この堀と土塁は30m以上の長さがあるものと思われます。堀の肩部からは瓦器片が出土しています(写真は5トレンチ:南東から)。 |