平成20年度 発掘調査情報 |
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遺跡名 | 鞍岡山2号墳 |
所在地 | 精華町下狛 |
調査期間 | 08/11/11~09/03/07 |
調査面積 | 1基 |
調査原因 | 道路建設 |
主な遺構 | 古墳:埋葬施設 |
主な遺物 | 古墳:鏡・鉄器・石製釧・勾玉・管玉・埴輪 |
鞍岡山古墳群は4基の円墳からなり、このうち、鞍岡山2号墳(直径27m、高さ約4m)を調査しました。 |
調査の結果、7.4m×2.8~3.5m、深さ約1.2mの墓壙の中に、木棺を納める墓壙が2基穿たれているのが検出できました。ともに割竹形木棺で、西棺の規模は6.8m×0.7m、東棺は5.0m×0.55mです。西棺は盗掘を受けており、わずかに棺外から鉄製武器5点が出土しただけでした。 |
東棺は未盗掘で、棺内から小型ぼう製鏡と玉類約20点、棺外から玉類約160点が出土しました。古墳時代中期初頭のものと考えられます。 |
2009年5月7日(土)に現地説明会を実施しました。天候にも恵まれ、250名の考古学ファンが現地を見学し調査員の説明に聞き入っていました。 |