平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 仲ノ段遺跡第3次
所在地 福知山市大江町北有路地内
調査期間

2009/6/23~8/28

調査面積 500㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 中世:土坑・溝
近世:ピット・土坑
主な遺物 縄文:縄文土器・石錘・石鏃
古墳:須恵器
奈良・平安:土師器・須恵器
中世:土師器・瓦器・中国製磁器・貨銭
近世:肥前系磁器
   
 
 
仲ノ段遺跡は由良川に張り出す丘陵の上に立地しています。(写真は北から;左奥に見えるのは由良川の堤防)。
 
遺構としては、中世の土坑・溝、近世の土坑などを検出しました。遺物としては、それらの時代のもの以外に、縄文時代前・中・後期の土器や石器、古墳時代後期の須恵器、奈良・平安時代の須恵器、土師器、黒色土器などが出土しました。
 
今回の調査地では見つかりませんでしたが、遺物の出土から、周辺に縄文時代、古墳時代、奈良・平安時代の集落が存在していることが明らかとなりました。