平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第973次・下海印寺遺跡
所在地 長岡京市下海印寺尾流・方丸
調査期間

2009/6/2~10/13

調査面積 1540㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 縄文:土坑・溝
古墳:竪穴式住居跡・掘立柱建物跡
奈良:柱穴・ピット
中世:溝
主な遺物 縄文:縄文土器
古墳:土師器・須恵器
奈良:土師器・須恵器
中世:土師器・須恵器・瓦器
   
 
 
調査地は、小泉川の河岸段丘上に位置する尾流地区と、北側に広がる低位段丘上の方丸地区で実施しました(写真は尾流地区)。
 
尾流地区では、古墳時代後期の掘立柱建物跡1棟、竪穴式住居跡2基を検出しました。また、奈良時代の遺物や柱穴も見つかりました。下層遺構では、縄文時代後期の土坑2基を検出しました。
 
方丸地区では、幅5m、深さ2mの溝を総延長約60mにわたって検出しました。直線的な溝ではなく台地の縁辺部の地形に沿ったものと考えられます。内部からは12世紀後半を中心とした遺物が出土しました。