平成21年度 発掘調査情報
   
遺跡名 椿井遺跡第3次
所在地 木津川市山城町椿井松尾
調査期間

2009/10/28~2010/2/18

調査面積 1200㎡
調査原因 農免農道整備
主な遺構 弥生:焼土(竪穴式住居跡か)・土坑
飛鳥:掘立柱建物・柵列・溝
中世:柱穴・土坑
近世:陶磁器・瓦
主な遺物 弥生:弥生土器・石鏃
飛鳥:土師器・須恵器
中世:土師器・瓦器・陶磁器・瓦
近世:陶磁器・瓦
   
 
 
椿井遺跡は木津川市山城町の東側に連なる丘陵上に位置し、過去の調査で弥生時代の竪穴式住居跡などが見つかっており、弥生時代の高地性集落として知られています。
 
調査は3つのトレンチで行いました。2トレンチでは弥生時代の竪穴式住居跡の炉跡と判断される焼土や飛鳥時代の掘立柱建物や柵列などを検出しました。。
 
椿井遺跡で飛鳥時代の遺構を確認したのは今回が初めてです。調査地の近くには松尾廃寺という寺院跡があり、これらの遺構はその創建時期よりやや古いものですが、何らかの関係が窺われる遺構群です。