平成22年度 発掘調査情報
   
遺跡名 長岡京跡右京第1006次
所在地 長岡京市調子2丁目
調査期間

2010/7/23~11/10

調査面積 750㎡
調査原因 道路建設
主な遺構 縄文:ピット
弥生:土坑・流路
古墳:流路
中世:掘立柱建物跡・井戸・柱穴
主な遺物 縄文:縄文土器
弥生:弥生土器・石器
古墳:土師器
中世:土師器・須恵器・瓦器
   
 
 
調査地は、小泉川によって形成された扇状地上に所在し、長岡京跡の条坊復原では右京九条三坊二町に位置します。また、過去に実施した発掘調査では、調査地周辺部に弥生時代中期から中世にかけての集落跡が確認されています。
 
縄文時代から中世の柱穴・掘立柱建物跡・井戸・土坑・溝などの遺構を検出した。調査区西部では、自然流路跡を検出しました。
 
周辺での調査も含めて、中世段階の掘立柱建物跡や井戸・多数の柱穴を検出しており、当地の中世集落を考える上で大きな成果を得ることができました。