平成22年度 発掘調査情報 |
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遺跡名 | 下馬遺跡・片山遺跡 |
所在地 | 相楽郡精華町下狛小字下馬・片山 |
調査期間 | 2010/5/25~8/12 |
調査面積 | 700㎡ 800㎡ |
調査原因 | 道路建設 |
主な遺構 | 縄文:土坑 古墳:自然流路 飛鳥~奈良:自然流路・溝・土坑・井戸平安~鎌倉:掘立柱建物跡・柵列・土坑・柱穴・井戸 中世:掘立柱建物跡・柵列・土坑・溝・木棺墓・柱穴・井戸 近代:溝 |
主な遺物 | 縄文:縄文土器 飛鳥~奈良:土師器・須恵器 平安~鎌倉:土師器・須恵器・瓦器・中国製陶磁器 中世:土師器・瓦器・瓦質土器・中国製陶磁器 近代:陶磁器 |
下馬遺跡と片山遺跡は、南山城盆地を流れる木津川左岸の丘陵裾にあります。これまでの発掘調査で、下馬遺跡は縄文時代晩期~中世、片山遺跡は弥生時代~中世の集落遺跡であることがわかってきました。 |
下馬遺跡では、縄文時代晩期の土坑、古墳時代前期と飛鳥~奈良時代の自然流路、奈良時代~中世の掘立柱建物跡5棟・井戸跡3基、中世の木棺墓を検出しました。 |
片山遺跡では奈良~平安時代の掘立柱建物跡4棟・溝・土坑を検出しました。 |
木津川左岸には、発掘調査では確認されていませんが、古代の官道である山陰・山陽併用道の存在が推測されています。下馬・片山遺跡は、奈良時代の官道沿いに営まれた集落の一つと考えられます。 |