金箔瓦
第124回埋蔵文化財セミナー 

 

『今明かされる古代寺院美濃山廃寺の姿』

 

 八幡市美濃山廃寺の発掘調査では、寺域内の建物配置や仏具を製造する工房など諸施設の様子を明らかにすることができました。また、ひさご形土製品や覆鉢形土製品など、美濃山廃寺特有の仏具も出土しており、古代寺院の全体像が明らかになりつつあります。
 一方、美濃山廃寺に隣接する美濃山瓦窯跡では、複数回にわたって造り変えられた平窯などを調査するとともに、美濃山廃寺だけではなく、南山城地域に所在するいくつかの古代寺院にも瓦を供給していたことがわかりました。

 今回のセミナーは、美濃山廃寺とその周辺に分布する古代寺院や集落を通して、地域のなかでの美濃山廃寺の歴史的な位置づけについて検討します。
 埋蔵文化財セミナーでは、京都府の歴史を考える上で意義深い最新の発掘調査及びその研究成果をわかりやすく説明するとともに、府民の皆様に埋蔵文化財に対する一層の理解を深めていただき、文化財保護の普及に寄与することを目的としています。


日時

平成25年5月25日(土) 午後1時40分から

会場

八幡市文化センター小ホール
 
  〒614-8037 八幡市八幡高畑5番地3(八幡市役所隣)      

           【聴講無料】 お気軽にご参加ください
 

発表内容

 

  「美濃山廃寺の発掘調査から古代寺院を解明」
 
 
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター  主任調査員
筒井 崇史
  「美濃山瓦窯跡の成立と展開」  
 
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター  主任調査員
引原 茂治
  「美濃山廃寺の歴史的位置づけ-地域社会と美濃山廃寺-」  
 
             八幡市教育委員会     主 幹
小森 俊寛

 

問い合わせ先

調査課企画調整係   電話 075-933-3877(代表)

アクセス図




アクセス