第135回埋蔵文化財セミナー 終了しました
〜遺跡が語る古代の丹後〜
埋蔵文化財セミナーは、京都府内で行われた様々な発掘調査の成果や数多く存在する史跡、埋蔵文化財に関するさまざまな情報、研究成果をわかりやすく発表し、府民の皆様に文化財に対する理解をいっそう深めていただき、文化財保護に寄与することを目的として開催しています。
第135回埋蔵文化財セミナーでは、「『丹後国独立!?』〜遺跡が語る古代の丹後〜」と題し、発掘調査の成果をもとに、古代丹後国の実態を明らかにしていきます。
基調講演では、考古学からみた律令国家研究の第一人者である菱田哲郎教授をお招きし、和銅6(713)年に丹波国を分割して成立した丹後国について、これまでに明らかになったこと、まだ議論が続いていることなど、最新の研究状況をやさしく解説して頂きます。
丹後国については、その中心地である国府の場所が明らかになっていません。報告では、この謎に包まれた丹後国府について、宮津市教育委員会が行っている近年の発掘調査の成果から探っていきます。また、丹後国で生産された塩や鉄などが、平城京や平安京が営まれた時代、どのような意義をもっていたのか、最新の調査・研究成果から検討します。
今回のセミナーにおきましては、丹後国が成立した時代の様々な様相を見つけていただけるのではないかと思っています。
日 時
平成29年6月10日(土)
午後1時30分から午後4時30分まで(開場午後1時)
会 場
ふるさとミュージアム丹後(京都府立丹後郷土資料館) 研修室
〒629-2234 京都府宮津市字国分小字天王山611-1【聴講無料】 お気軽にご参加ください
内 容
基調講演 | 律令国家のなかの丹後国 |
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京都府立大学 教授 |
菱田哲郎 | |
報告1 | 丹後国府を探る ~宮津市府中の遺跡~ | |
宮津市教育委員会 主任 |
河森一浩 | |
報告2 | 丹後の先進技術 ~塩・鉄・織物~ | |
公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター 企画調整係長 |
筒井崇史 | |
質疑応答・意見交換 | ||
コーディネーター 公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター 調査課長 | 小池 寛 |
問い合わせ先
調査課企画調整係 電話 075-933-3877(代表)
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