金箔瓦
出土遺物ギャラリー
 
No.022
名 称
竿秤の錘さおばかりのおもり)
時 代
中世(16世紀)
出土遺跡
シミズ谷城跡
所在地
京都府京丹後市弥栄町堤平野・シンズ
コメント
 竿秤の錘が中世末の山城から出土しました。竿秤は目盛りをつけた竿の一端に量りたいものを掛け、さおが水平になるように分銅を動かして重さを量るものです。この錘は青銅でできており、上部の穴には環が取り付けられて、表面には円形、線刻の装飾がなされています。錘の断面は六角形になっています。この錘は山城に掘られた土坑の中から、兜や刀の金具の破片とともに出土しましたので、リサイクルのために貯め込んだものと考えられます。高さ4.2cm。
備 考
『京都府遺跡調査概報』第79冊