金箔瓦
遺跡ギャラリー

No.011 観音寺遺跡

 

由良川左岸の自然堤防上に立地しています(東から:右手側に由良川が位置してます)
弥生時代中期・後期、古墳時代中期・後期の竪穴式住居跡が見つかりました(写真手前は弥生時代中期の竪穴式住居跡)
弥生時代中期の集落のまわりには、幅3.0~5.2m、深さ0.7~1.3mの濠が掘られていました
環濠の外側には方形に溝を掘った方形周溝墓が造られていました。
周溝の内部からは、完形の土器が出土しました
 
名 称

観音寺遺跡(かんのんじいせき)

時 代
縄文時代・弥生時代・古墳時代・奈良~平安時代、中世
調査年
2002・2003
所在地
京都府福知山市
コメント
 観音寺遺跡は、福知山市と綾部市の市境にあり、由良川左岸の自然堤防上に立地した縄文時代~中世に至る集落遺跡です。特に弥生時代中期には集落のまわりに環濠が掘られ、その外側に方形周溝墓や土坑が見つかり、墓域として利用されていることが分かりました。銅鐸形土製品やセミの形をした土製品が出土しています。
備 考
『京都府遺跡調査概報』第107・115冊 2003・2005など